皆さんこんにちは!
じゅじゅです。
暑かったり寒かったりしてますが、もうすっかり夏みたいな日も増えましたよね。
水分補給はしっかりして下さいね。勿論、屋内でも。
熱中症対策、いまやマストよ。
勿論ペットだって、熱中症対策が必要なのは同じこと。
毎年聞くのが、暑い車内での死亡事故。
動物は人みたいに汗をかけない分、人より体温調節が苦手なんです。
少しの時間だから・・・と、どうか思わないでいてあげてくださいにゃ。
家に置いていく場合も、日中の気温はどのくらいになるのか、涼しい場所はあるのか等、気にしてあげてくださいね。
去年までは大丈夫だったから・・・は、通用しないのが現代の気候です。
猫からのお願いですにゃ。
話を戻しましょう。
ここ数年、労働者の方の熱中症死亡・負傷事故が相次いでいるの。
本当に悲しい事ですよね。
それを受けて、6月1日から「職場における熱中症対策」が義務化。
企業に対して、具体的な対応手順整備と周知を義務付けたのよね。
厚労省によると、全国の職場での熱中症による死傷者は1,257人。
統計を取り始めてから、去年が最も多かったんですって。
このうち亡くなった方は31人。
実は、3年連続で30人以上の方が亡くなってしまっているの。
熱中症で亡くなった方は、初期症状の放置、医療機関搬送などの発症後の対処遅れが主な原因。
体温が高く意識がもうろうとするのが初期症状なんだけれど、仕事中となると我慢してしまいがち。
周囲の人もあまり気が付けないことも多くて、どんどん対処が遅れてしまうの。
実際症状が出てからも「熱中症だ」と気が付けずそのまま休ませて様子を見てしまったりして、対処が出来ない場合も多いのよ。
熱中症、対処の遅れは文字通り命取り!
働いている方全員に熱中症に関するしっかりとした知識が無いと、このような悲劇が起こってしまうのです。
義務化された熱中症対策の内容は、この3つ。
①連絡体制の整備
熱中症の疑いがある方を発見した時、迅速に対応できるような連絡ルートの構築が求められているの。
②初動対応手順の策定
身体を冷やす、救急搬送を手配するなど、重症化を防ぐ行動手順を明確に定めておく必要があるの。
③作業者への周知
対策や対応手順を『全従業員へしっかりと伝えること(教育・掲示など)』も義務化!
対象となる作業環境と条件は、気温31度以上の環境で1時間以上の連続作業、または1日4時間を超える場合。
違反した場合は罰則が科される場合もあるわよ。
罰則も甘いものではなくて、6か月以下の禁固刑または50万円以下の罰金。
命にかかわることだもの、当然と言えば当然ね。
ただし、「対策、整備と言っても何をしたらいいの?」なんて思う皆さんも多いと思います。
現場での具体的な取り組み事例としては
・連絡体制と初動対応ガイドラインの整備
・エアコン付き休憩所、氷水で手を冷やす冷却スペース、製氷機、給水所の設置
・定期的な現場巡回で早期発見を促進
などが挙げられているわね。
さらに!
熱中症対策の新技術として体重変化で熱中症リスクを検知するシステムが推奨されているの。
これは、元々アスリートの方が行っていた体調管理法なのよね。
運動の前と後に体重を量って、その差で汗で失った水分の量を計算するの。
本人は「きちんと水分補給をしているし大丈夫!」と思っていたとしても、汗で水分が失われる量の方が多ければ脱水症状になってしまうからね。
この管理方法はアプリ化されていて、ラグビーW杯の日本代表も使用していたんですって。
現在は、建設現場などでの実証導入が進められているの。
アプリの使い方は簡単。
作業員さんは1日3回、体重測定をしてアプリへ入力。
数値は自動計算されて、体重の減少率が1,5%を超えると熱中症リスクありと判定されるの。
管理者端末にもデータが送られて、リスクレベルも色分けで可視化。
さらには、AIが体調変化を分析してアドバイスまでしてくれちゃうお利口さん。
年々夏の気候は厳しくなる一方。
殺人的な暑さなんてよく言うけれど、本当に命を奪ってしまうから甘く見てはいけないのです。
暑い中でお仕事されている皆さんは、本当に危険な状況にあることは一目瞭然。
今回の法改正は、企業の責任ある対応を促すための重要な一歩だと言われているわね。
ご紹介したアプリのように、テクノロジーとの連携も期待されているんですって。
企業としての責任、しっかり考えないといけないですよね。
働く人を守る法律がどんどんできているのは喜ばしい限り!
その分、事業主の皆さんは対応することが次々増えている時代とも言えます。
気付かなかった、気付いてはいたけれどついつい後回しにしてしまった、なんてリスクも実は沢山。
思わぬところで大きく転んでしまうようなことが無いように、しっかり考えてみてくださいね。
気になることがあれば、アストのほけんへご相談下さいにゃ。
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