皆さんこんにちは、じゅじゅです。
最近本当に暑いわね~。
猫は液体、なんてよく言われるけれど・・・あんまり暑いと本当に溶けちゃうかも。
熱中症になってしまうのは動物も同じ。
暑い中に放置しては絶対に駄目なのです。
車の中なんてもってのほか!少しの時間でも、窓を開けても駄目。
私たち動物は汗がかけないし、人より体温調節が難しい。
本当に簡単に亡くなってしまうの。どうかどうか、お願いしますにゃ。
そして。
先日お伝えした「家庭で役立つ防災~浸水編~」見て貰えたかしら?
梅雨明けして晴れた日も多くなったけれど、ビックリするくらいの豪雨が降ることもしばしば。
あっちは晴れてるのにここだけ大雨?!みたいな、局地的な豪雨も相変わらず多いわよね。
今日は、前回に続いて「家庭で役立つ防災」についてお勉強していきますにゃ!
今回は地震編です。
「日本に住んでいる限り、地震のリスクから逃げることはできない!」
なんて言われているわよね。
怖いけれど・・・残念ながらその通り。
地震に備えておくことは、とっても大切なのです。
地震に備えるための対策
①ブロック塀の安全対策
・傾き、ひび割れが無いか
・基礎の根入れは十分あるか
・異常にブロック塀が高くないか
・控え壁があるか
控え壁とは、コンクリートブロックを積み上げた際に強度を増すために設置する壁のこと。
危ないブロック塀には近づかないようにしないとね。
万が一、ご自宅のブロック塀が「危ないかも・・・」と思ったら、すぐに業者さんに相談してね。
②家具の転倒、窓ガラス等の飛散防止
・家具の固定を行う
・ガラス窓や扉には飛散防止フィルムを貼る
最近は耐震性能のあるお家が増えたわよね。
ただ、家の中の家具までしっかり固定をしているお家はどのくらいあるかしら?
家具の転倒は死傷や逃げ遅れに繋がるし、割れたガラスの飛散も怪我や避難の妨げになるわよね。
大物家具は固定器具、棚やタンスは扉解放防止器具・耐震ラッチなど。
その他の家財も滑り止めシートや留め金の活用で、かなり被害が軽減できるわよ。
③退避場所、逃げ道を確保する
・安全な空間の確保
・安全な通路の確保
揺れが大きくなると、固定器具では家具の転倒を防止できないケースもあるの。
寝ているところに家具が倒れて来たり、倒れた家具で道が塞がれて家から出られなくなったら大変!
万が一に備えて、寝室や家の出入り口までの通路は家具のレイアウトを工夫して安全な空間と通路を確保しましょう。
玄関や廊下に倒れやすいものを置かないことも大切よ。
④家の周囲の安全対策
・屋根瓦やアンテナが不安定になっていないか
・植木鉢やエアコン室外機に落下の危険性が無いか
・プロパンガスが倒れないよう対策されているか
家の周囲に不良箇所が無いかは、日ごろから確認しておかないと、いざという時に重大な事故につながる可能性があるの。
不良箇所は、必要に応じて修理をしておくことが大切。
落下や転倒の危険がある物が無いかも、常に確認しておかないとね。
家の出入り口に自転車や植木鉢・・・やってしまいがちなんだけど、これらは避難の妨げになってしまうから要注意!
地震が起きた時の対処
①火の始末
何と言ってもこれが大切!!
ただし、揺れている最中に無理に火に近づいてしまうと、お鍋の中のお湯や油で火傷や怪我をしてしまう可能性が。
揺れが収まるまでは、テーブルの下などの安全な場所で身を守りましょう。
②万が一出火した場合は、落ち着いて初期消火
火災が起きたとき、私達一般人にできることは「初期消火」。
初期消火の方法次第では、大きな火災になることを防ぐことができるの。
ただし、初期消火の方法は火元によって違うのよね。
木や紙の火災には水系消火器が有効で、油脂類の火災には粉末消火器や泡消火器が有効。
電気火災に泡消火器を使うと関電の恐れがあるなど、誤った使用方法をしてしまうと本当に危険!
消火器の使用方法や適用火災はしっかり確認してくださいね。
コンロ・鍋・ 天ぷらなどに使う油をはった鍋から出火
粉末消火器や泡消火器がある場合は、慌てず使用する。
もし消火器がない場合はシーツやバスタオルを濡らして手前から覆うようにかぶせる。
ただし、油面に水が入らないように、また鍋をひっくり返さないよう注意が必要。
レンジ、オーブン、電気器具
出火元となる機器のコンセント、もしくはブレーカーを可能な限り切り、粉末消火器を使用して消火する。
水をかけたり泡消火器を使用してしまうと、感電の恐れがあるため注意。
消火器に表示されている適応火災を要確認。
ストーブ
一般的に消火器を使用する場合は火元に向ける。
石油ストーブの場合は粉末消火器が最適。
消火器がない場合は、湿らせた毛布や大きいタオルをストーブにかぶせて空気を遮断する。
カーテン・ふすま
ストーブ等からカーテンに火が移ってしまった場合は、火が点いたカーテンを引きちぎり拡散するのを防ぐ。
ふすまに火が移ってしまった場合はふすまを外し、出火部分を消火する。
まず、他のどこにも火が移らないようにすることが優先。
ただし、どれも火傷の危険が高いため無理のない範囲で。
非常持ち出し袋は勿論だけれど、消火器を準備することもとっても大切。
家電からの出火も多いから、オール電化だとしても安心はできないのです。
地震や火災は、起こってから「ああしておけば、アレを用意しておけば・・・」と後悔しても遅いもの。
しっかり対策していきましょうにゃ。