皆さんこんにちは。
じゅじゅです。
9月21日。
何の日かご存知ですか?
・・・お誕生日?
私のお誕生日は10月10日。
妹はっぱのお誕生日は8月8日・・・あ、過ぎちゃったわね。
・・・。
はい!気を取り直して。
そう、9月21日は世界アルツハイマーデーなんです。
1994年「国際アルツハイマー病協会」が、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定。
この日を中心にアルツハイマー病の啓発を実施しているの。
また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定めて、全国で様々な行事や取組が行われているんです。
有名なのはライトアップ!
日本中の名所が、認知症の啓発シンボルカラーのオレンジ色にライトアップされるの。
五稜郭、京都タワー、万博の塔、県庁、お城などなど・・・実に、全国90か所以上!
9月21日(火)19:00~
全国での認知症啓発ライトアップが、YouTubeでライブ配信されるんです。
良かったら見てみて下さいね!
認知症には、2つの症状があるの。
ひとつは、記憶力や理解力、判断力が衰えてくる「中核症状」。
食べたことを忘れてしまうなど、新しい出来事が覚えられなくなる記憶障害。
時間や場所、人が分からなくなる見当識障害。
計画を立てて順序良く物事を行う事が出来なくなる実行機能障害など。
もうひとつは、妄想や思い込みの「心理症状」。
お金やお財布を盗まれたと思い込んでしまったり、幻覚や錯覚、暴力や暴言などの症状もあるの。
身近な方に、このような症状が出てしまったら・・・。
「どう接したらいいの?!」と、戸惑ってしまうのが普通です。
でもね、認知症の方ご本人も、全く自覚がない訳ではないの。
「何かおかしいな」というのは、ご本人が一番わかっているんです。
認知症の症状が進んでしまい、上手に言葉で自分の意思を話せなくなってしまったとしても
年長者としての誇りや、子どもや動物、植物をいつくしむ気持などの感情は、そのままに保たれているの。
まずは、ご本人の気持ちを思いやり、否定せずに話を聞いてみてあげて欲しいのです。
認知症の方と接するうえで、気を付けたいポイントは2つ。
ひとつは『その人らしさ』を大切にすること。
認知症になってしまっても、その人の個性と歴史はそのまま残っています。
認知症だから、きっとこうに違いない!という決めつけは避けましょうにゃ。
認知症になる前の姿を思い浮かべて、今何を望んでいるのだろう?と、言葉にならないメッセージを探ることが大切です。
もうひとつは、否定よりも肯定の気持ちで接すること。
認知症の方が何かを失敗してしまったとき、つい強い口調で否定したり、理屈に任せた説得をしてしまいたくなるかもしれません。
しかしそうされてしまうと、ご本人は罪悪感や孤独感をどんどん募らせていってしまうの。
とっても悲しいですよね。
周囲の人がみんな、失敗しても大丈夫だよ!と、肯定する気持ちをもって接する事ができる環境づくりが重要なのです。
街中で「あれ?あの人、同じところにずっといるような・・・道に迷ってるのかな?」と思ったとき。
あれ?と思っても、本当に道に迷っているのか、単なる散歩中なのかを見分けるのは難しいですよね。
そんな時は、寒いのに薄着、バッグを持っていない、などの不自然な点が無いかを探ってみましょう。
最初の声かけは「いいお天気ですね」などの、ごく普通の挨拶を。
その後「どちらまで?」など優しい口調で話しながら一緒に歩いてみるなど、徐々に警戒心を解いていくことが大事ですにゃ。
また、コロナ禍で非接触化が進み、お店や駅などの様子が変わることが増えましたね。
認知症の方は、配置が変わったり設備が新しくなったりしていると、
以前との違いに戸惑ってしまい、普段は分かる簡単な事も分からなくなってしまうことがあります。
困っている方を見つけたら、放っておかずにまずは声かけを。
声かけの時は慌てずに、ゆっくり丁寧に話しかけることが大切。
地元の方言を使って話しかけてあげるのも効果的にゃ。
ご自身で声をかけなくても、代わりに店員さんや駅員さんを呼んであげるのも有効です。
誰もがなってしまう可能性のある認知症。
みんなで、助け合っていきましょうにゃ!